スキップフロアの構造計算
スキップフロアの構造計算は大変である。■段差が2段までならば何とかなる。梁せいの高さまでの段差は平らとみなして計算して良いからだ。つまり断面105㎜x420~450㎜の梁を使えば良い。これならば構造計算はいつもと変わらない作業である。
■それを超えると建物全体で計算して、その後に建物を二つに切り分けて計算する。作業量とかかる時間は約1.5倍~2倍かかります。ただ、切り分けて計算するには切り分ける面で地震に耐える壁が必要になる。それがない場合は、、
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■、、、その建物は構造計算できません。。。。となるのだが、それはグレー本という構造計算のバイブルに則って計算する場合です。
グレー本「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」
■グレー本に則らない構造計算ソフトだと計算が出来ます。そのソフトの中の一つに 構造システム社製のWOOD-STというソフトがあります。
これを使えばグレー本の考え方では計算ができないスキップフロアや大きな吹き抜けがあっても構造計算が出来ます。私も買ってから1年以上経ちますが、や~っと実務に使えるくらいに成ってきました。
グレー本ベースのソフトに慣れていると最初は接合部の金物の選定をどう考えるかが難しい。金物の自動選定もしてくれないし、そもそも羽子板ボルト、ホールダウン金物などいつもの金物自体を自分で入力しなければならない。。。思わずソフト会社にクレームを入れてしまうくらいよく分からない。笑
今度これで計算書を作成して確認申請を出してみようと思います。確認機関も見慣れてない計算書なので、、、何を言われるか不安でもあり楽しみです。そもそも審査を受け付けてくれるか、、、?
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