象限の説明

WOOD-STの注意点2

昨日の続きです。同一象限に斜め軸を1本しか入力できないことと言うのは例えば下の絵で 中心から第1象限に斜めの梁は1本までしか入力できないことです。

通常のX、Yが並行で交点から1本斜めが出るのは大丈夫ですが、 実は45度以外の角度で回転しているとそういう場所が沢山出てきます。 モデル化するときにXY交点から柱を少しずらしてもう一本立ててそこに斜めの梁を取りつくようにするなどテクニックが必要です。 また、斜めの水平構面は何個も小分けに切り分けて入力して、剛床仮定しないと計算できないなど、、、 折角のグレー本に依らない、スキップフロアも入力出来て、6層まで入力出来、 かなり自由な形状を入力できるソフトなのに斜め軸が使えない事だけが残念な点です。

面白いし、素晴らしいソフトです。 グレー本ベースのソフトで同じ形状の建物を入力して比較しても、グレー本のルールの考え方がどうやってできたのか分かってくるようなソフトです。 色々なデザインの木造住宅で頼りに出来そうです。 後は、、、、斜め軸、これだけ使えるようになれば有難いですが、ソフト開発や計算条件の根底から変わってきてしまうのでやはり無理なのでしょうかね。。。。

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