全自動地盤調査機

南12西10:地盤調査

地盤について

地盤の良いところは一般的には山の方で、悪いのは粘土質の泥炭地です。はるか昔札幌を東西に走るJR函館本線の線路を決めるときに地盤の良いところと悪いところの境目のあたりを通したと聞いたことがあります。

このサイトを見ると確かになるほどな~と納得させられます。
地盤サポートマップ
(このページで地耐力というところをクリックすると表示されます。)

ただし多くの方が勘違いしてますが地盤の良しあしが大事なのではなくて、本当に重要なのは地震や大雪の時にかかる荷重をその地盤が支えられる造り、構造になっているか否かです。
(+液状化に関しても大事ですね)

残念なことに木造の2階建て500㎡未満の建物のほとんど全ては過去の経験と勘によって建てられてます。いろんな会社さんで建てている木造2階建ての建物をいざ構造計算するとかなりの数の建物はNGになります。特に基礎はほとんどがNGになります。

それは会社の規模も全国展開も関係ありません。構造計算してない木造2階建ての建物はほとんどがNGになります。むしろ最近では地場の中小工務店さんの方が木造2階建てでも構造計算を行ってたりします。構造計算をしていない大手メーカーさんよりもそちらの建物の方がよほど安全で安心です。

南12西10丁目地盤について

すみません話を南12条西10丁目の土地に戻します。
地盤はかなり良かったのですが惜しいことに1mくらいまでの浅い部分だけが軟弱な地盤でした。そのため軟弱な部分の土を掘り支持地盤までコンクリートを打ちました。これをラップルコンクリートと言います。

ラップルコンクリートについてはこちらのサイトが分かりやすいです。
私も構造計算で分からないことがあればよくこのサイトを見て勉強してます。

『ラップルコンクリートとは …建築学生が学ぶ構造力学 より

 

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