プレカットCAD

プレカットCAD

構造計算の仕事をしていて最近思うことは、つくづく、伏図や構造図面を書ける設計士さんがいなくて驚くことです。設計士さんはプレカット屋さんに構造を外注で考えてもらってます。

500㎡未満の木造住宅は2階建ては構造計算は不要です。木造建物の構造は2階建てはほとんどプレカット屋さん、3階建ては構造計算さんが考えてます。無駄なことが多いんです。時間も作業も、つまりはそれはお金も、、その他諸々、、、、びっくりするくらいの事もよくあります。

構造計算の仕事とプレカット屋さんの仕事の間のワンクッションを無くしたいその為には何が必要か、

  1. 構造計算の出来るプレカット屋さん
  2. プレカットCADの入力できる構造計算屋さん(設計士)

端的に言うとこの二つなのですが、商売として常につきまとうのが、皆さん原価のかからないものにはお金を払いたがらない。という事です。材料や物の仕入れのためにかかるお金には代金を払うつもりでも、人が行なうこと、時間のかかる作業でも、原価のかからないものには、お金を払うのを嫌がる人が多いです。

それが今の日本社会を象徴していると思うのですが、、、、、まあ、そんなたいそうなことを言っても始まらないので、頑張って付加価値つけるよう知恵絞ります。

2021.1.9追記

画像は日本最大シェアを誇るNET EAGLEさんです。一時期プレカット屋さんからCADを借りて触らせてもらいましたが、非常に面白いです。プレカット図面をそのまま伏図として使えるようにするのが将来的にベストなのですがここで何点か問題が発生する、、、

  • プレカット図面に入力する手間暇をウチが負担することになる。
  • 入力した図面が間違っていた時に誰が見つけて、誰の責任になるのか?

これを考えると設計屋とプレカット業者で分けて作業するのが得策なのかな、、、と今思ってます。

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