K型ブレース

南12西10:k型ブレース

札幌市中央区で建築中の弊社の建売、5層のスキップフロアです。今回は新たな試みで表しのK型ブレースです。以前は既製品のつくば耐力壁を使いましたが今回は自分で設計してプレカット屋さんに加工してもらいました。

よくあるのはX型のものですが、今年息子が受験生なこともありバッテンは見たくない。なのでK型のブレースにしました。笑

出来上がったものを見るとわからないと思いますが実はこの構造計算は難しく立体解析という手法を使わないと計算できません。木造の立体解析を行うと他では出来ない3階建ての5層のスキップフロアという珍しい造りもできます。しかし構造計算にかかる手間は普通の建物の3~4倍くらい時間がかかるのですが面白い建物が設計できます。

う~ん完成が楽しみです。建売では何か一つでも新たな試みを加えるようにしてます。その試行錯誤と継続した蓄積が将来の糧になり、他社との差別化と武器になると思っているからです。

、、、、少し専門的なことになりますが、K型ブレースは告示による壁倍率の数値が無いのでグレー本ベースの構造計算ではこの自作K型ブレースは使えません。そこで46条2項ルートという方法で構造計算を行います。頬杖も同じです。

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