木造耐火建築物の設計・施工の手引き

1時間耐火木造

木造の4階建ては1時間耐火にする必要がある。以前は木住協の講習を受けないと設計できなかったのだけど、今は告示仕様の強化せっこうボード21㎜2枚張りなどで対応することが出来る。4階建てでなくても3階に児童福祉施設などが入る建物は耐火構造にする必要があるので、現在進んでいる建物は木造3階建て1時間耐火構造で設計してます。

■注意点

  • 建築基準法 ・3尺幅では階段幅が不足する(その他の階段幅750mmの為)
  • 石膏ボードを2重張りした内側に窓を付けるので、柱グリッドずらすか幅の狭い窓を付ける(3階の代替進入口は開口幅が不足するのでグリッドをずらすのが得策かも)
  • 竪穴区画で告示2564号と1360号に対応するドアもしくは特定防火設備が必要
  • 100㎡超の階は2方向避難が必要

■消防法

  • ・児童発達支援事業なので消防の用途の分類は(6)ハになる
  • ・20名以下の階は避難器具不要(ただし基準法の2方向避難で階段は二つ必要)
  • 消火器は150㎡以上なので必要(多分 各階)
  • 非常警報設備は収容人数50名以下なので不要
  • 屋内消火栓設備不要は延べ面積700㎡未満なので不要
  • 漏電火災警報器は300㎡以上なので必要
  • 火災通報装置は500㎡未満なので不要
  • スプリンクラー設備は6000㎡未満なので不要
  • 自動火災報知設備は宿泊は無いのだが300㎡以上なので必要
  • 誘導灯は必要

※トップの画像は日本木住協さんの講習で使う資料です。

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